家族葬専門 森の庵「愛があふれるセピア写真」

今は写真の技術が発達していて遺影写真のお召し物も着物、スーツなどいろいろな種類が選べます。yes

さらに、背景も単色だけではなく、海や山、青空や花畑なども選べます。🌸

この宗像の自然が好きだったという方には、宗像の秋の色づいた美しい風景だって背景にできるかも。📷

私の司会歴史?の中で、遺影が「絵」の故人もいました。それはあえて「絵」なんです。自画像?だったかな?

その人や遺族の想いがこの「遺影」になれば、無理な決まりはないのでそれで構わないと思います。(水野主観)

森の庵で行われた葬儀で印象的な遺影写真がありました。

故人の男性はさわやかな笑顔でタキシード姿。

遺影として飾られたセピア色の写真は、ご本人の結婚式の写真でした。

 

奥様はこの時のご主人の幸せそうな笑顔をとどめておきたかったのでしょう。

53歳で旅立ったご主人は仕事が好きで、仲間が好きで、ゴルフが好き。

でも一番好きなのは家族。奥様と愛娘。お嬢様は中3でお母さんと一緒にお父さんの闘病を支えました。

「高校の合格発表、見せてあげたかった」と奥様が語ります。

 

正義感の強いご主人は仕事でもその心が発揮されました。

職場の仲間に慕われ、信頼も厚く、それを支えにまた仕事に燃える人。

 

友を大切にし、専門学校時代の友人とはずっとゴルフを楽しむ間柄。

ヨォ!と声をかけあうとすぐに気持ちはつながりました。

 

そんなご主人を見守ってきた奥様は、ひときわご主人のやさしさを受け止めた人。

治療を続けながら「ごめんな、ごめんな」と何度も言って泣いている奥様を慰めたことも。

 

お通夜では、予想以上の弔問客がありました。

この訃報を聞いて仕事終わりに駆け付けてきた人もいました。

 

お通夜って、お葬式って、こうして来てくださった方から今まで知らなかった故人の話を聞いて、またその人を想うことができる大切な時間だと思います。

 

特に親しくしていた友人であり仕事仲間のひとりが、ご主人の柩のそばから離れませんでした。

豪快で頼もしいという感じの人。葬儀では、その方に弔辞を頂くことになりました。

 

ご主人は6年前から闘病、闘病中の楽しみは、外出して家族と食事をすること。

その時は、大好きなビールも召し上がりました。

家族で過ごす幸せは何よりも代えがたい。

「ひとりだったら抗がん剤治療はしない、家族とまだ過ごしたいから受ける」

苦しい治療に耐え、家族と共に過ごす日々を望んだご主人。

奥様は「我慢強い人」と語りました。

 

翌日の葬儀では、多くの会葬者が集まりました。

親族はもちろん、仕事の関係の方がセピア色の写真を見つめて偲びました。

 

弔辞のご友人に、弔辞文をお供えすることを説明していた時、「この弔辞文は奥様に差し上げたい」という申し出がありました。

共に病と闘ってきたから、いつも寄り添ってご主人の代わりに動いていたからなのでしょうか。

そして、弔辞では読み上げの前にこのご友人からいつもの言葉での呼びかけがありました。

「いつものように、ヨォ!と言ってくれ!」

仕事場あるいはゴルフ場で、ニコニコしながら挨拶をする二人の仲が想像できました。

弔辞はお互いのことが伝わる信頼と友情で綴った言葉でした。

そして一礼ののち、喪主である奥様に弔辞文を渡しました。

きっと奥様はこれから何度も読み返し、ご主人に伝えていくのでしょう。

 

苦しみの中から見つける喜びは今私たちが望んでいる喜びとはちょっと違うものです。

闘病の中から探し出した幸せは今私たちが夢見ている幸せとはかなりかけ離れています。

ビールが飲めたという喜びや、ゴルフに行く約束をしたという幸せ。

半月前、ご主人は職場に行きました。

体は思うように動かなくとも、仕事がしたいという願いを奥様は叶えてあげたかったのです。

職場の仲間は温かく迎えてくれ、パソコンに向かって仕事に打ち込む表情はとてもイキイキしていたそうです。

ご主人の願いが叶い、奥様もホッとしたことでしょう。

 

奥様は、職場の仲間がご主人におかゆを作ってくれたことをとても感謝していました。

「優しい人に囲まれていた」ことがご主人の幸せであり奥様の幸せでした。

まわりのみんなが奇跡を信じていました。

奥様に「手を握ってくれ」といったご主人。

「心配かけて、ごめんな」とつぶやいたそうです。

この手のぬくもりがいつまでも忘れられない奥様。

「私が歳をとってそちらに行った時には、この手を取って案内してほしい。見つけてくれるかな。」

 

カラー写真はありのままを伝え、モノクロ写真は時代を伝える。📷

そしてセピア色の写真は懐かしさとやさしさ、少しの悲しさと今ある幸せを伝えてくれるのかな。(水野主観)

 

奥様はこれからご主人のセピアの写真を見つめながら日常の小さな喜びや幸せをつたえていくのかな。🌼

私もセピア色にできるような時間に巡り合いたいな~。

 

森の庵 司会🎤水野