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メモリアルエピソード

温泉好きのおばあちゃんの願いが叶った日。

こんにちは、森の庵司会の水野です。

最近は気候が暦通りに進まず、すごく冷たい風🌌が私の出勤時に吹き、重い扉になってやる気を失せさせたり⤵、暖かい日が続いて、昼食後瞼👀のシャッターをおろしてお昼寝をさせようといじわるをしたり(*_*;、本当に困っています。自分の気持ち次第ですが…。

しかし自然の営みはしっかり今の季節を教えてくれています。草花🌼や星🌟や雲⛅など空の風景は本当にありがたい暦なのです。

森の庵のある宗像市池浦は自然に囲まれたとっても静かなところです。

春は花が咲き、夏は蛍が飛び、秋は紅葉、冬は雪景色も最高です。

このような穏やかなところで見送ることができてよかったというお声をよくいただきます。

先日のご遺族は、お庭に咲いていた蝋梅をもってきて菊の横に飾っていました。

故人である母に家の庭を思い出してほしいと思ったのでしょうか。一人娘さんが持ってきたものでした。

蝋梅はその名のとおり、ロウソクのロウのように黄色でありながら半透明。そして少しうつむき加減。けなげに小さく咲く花がやさしい母と重なります。

今ではひ孫にも恵まれた96歳のおばあちゃん。色白でつややかなお顔でした。

そのおばあちゃん、熊本県のご実家の近くに温泉があり幼いころからその温泉を自分のお風呂のように利用し毎日入っていたそうです。毎日温泉に入っていたから美肌!ということがおばあちゃんの自慢でした。

しかし、水害により実家に住むことができなくなりました。

その後ご結婚。仲の良い夫婦で一人娘をとてもかわいがりました。

両親の愛情を一心に受けた娘さんも愛情豊かな人と出会い結婚。お孫さんも2人誕生しました。

最愛のご主人が亡くなり、悲しみのなかでも3回忌まではと一人暮らしで家🏠を守り、その後は娘さんご夫婦と同居されていたそうです。

高齢になってからは施設や病院での日々が多くなりました。

そして病には勝てず入院。

病院の職員さんには「いつもニコニコやさしいおばあちゃん」と言われ、その言葉が容態の心配をしている家族の心を癒してくれました。

しかし次第に病状は悪化し、熱と呼吸の苦しみ、2か月の絶食、

入院中、二人目のひ孫さんが誕生し、

病の苦しみの中、生まれたばかりの赤ちゃんに手を伸ばしたそうです。

きっとひ孫さんもひいばあちゃんの心を受け継ぎ「笑顔とやさしさ」を持った子になることでしょう。

お通夜では導師様より「母はいつまでも私の母」というご法話を頂きました。家族葬だからこそ距離も近くあたたかい導師様の言葉が心に響きました。

そして翌日の葬儀。お勤めが終わりお柩が開きました。

苦しみから解放された穏やかな表情のおばあちゃん。

蝋梅のような透明感のある肌はおばあちゃんの自慢でした。

実は通夜が終わって森の庵のスタッフが熊本県山鹿市にある熊入温泉まで車を飛ばしておばあちゃんが毎日入っていたという温泉まで行っていたのです。

そのお湯はペットボトルにたっぷり入っており、スタッフが丁寧に温めてくれていました。

そっとおばあちゃんの手を解き、御家族で温泉のお湯でおばあちゃんの手をマッサージしました。

それは、娘さんが闘病中にいつもやっていたこと。

この日は家族全員でたっぷりのお湯で手を温め温泉を感じて頂きました。

しばらくマッサージを続けていると、御家族が「柔らかくなった!」「冷たかった手が温かくなった!」と喜びました。

きっとおばあちゃんに伝わったのだと思いました。

私には冷たかった手がぬくもりを取り戻し、色も変わったように感じました。

そして指も柔らかく曲がるようになっていました。

そう見えただけなのか、そう感じたから見えたのか、

でも私は「奇跡」と思っています。

御家族とスタッフが心をひとつにすれば、「奇跡」と感じることができるのです。

私は蝋梅を見るたびにこの日のことを思い出すでしょう。

蝋梅は少しうつむき加減に咲く花だそうです。

まるで「ありがとう」と言ってお辞儀をしているようですね。

森の庵 司会水野🎤

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