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メモリアルエピソード

短冊の言葉に思いがこみ上げたご長男

こんにちは。森の庵司会の水野です。

森の庵のスタッフはほとんどが女性です。ほとんど?全員じゃないの?

社長だけが男性です。でも、ほとんどのスタッフが社長より年上ですから、

圧倒されていますよね~主婦パワーに。

モーリーとノアンは男?女?

今度確認しておきます。

 

葬儀の時、いつも考えることがあります。

男性と女性、お通夜からお葬儀までの過ごし方が違うのです。

 

女性のほとんどは甘いものとお茶があればずっとお話ができるのです。

久しぶりに会った親族への挨拶や故人様の思い出話、さらには昔はこうだった話、今はいいよね話…

女性が弱そうに見えて、そうでもないのはここにある!と思います。

思いを言葉にして発することができるからなのです。(水野説)

 

でも男性は違います。ひととおりの挨拶が済むと

タバコを吸いに行ったり、コーヒーを飲んだり、

散歩に行ったり(森の庵はお散歩にぴったり。静かで見通しがいいので迷子にもなりません)

子どもと遊んだり。(親戚の子と遊んであげる)

男性は言葉に出さない分、悲しみ寂しさを溜め込んでしまうのです。(水野説)

 

先日の葬儀はご長男が喪主。一人息子。

お母さんは物静かで優しい人。

ご主人と仲良く一緒に出掛けることも多かったそうです。

料理上手でおしゃれセンスもよく、ご親族からは着物の話や髪形の話もでました。

喪主様にお母様のお話を聞くと、「どんな人だったかな?わからんなあ?」と

あまり語らず、笑ってばかり。

気さくで明るい喪主様なので何でもお話してくれそうだったけど?…意外でした。

しかし、親族の方からお母さんの話があふれてきました。

 

ご主人のために作ったご飯を失敗してしまったことがあったそうです。

お父さんはひと口ご飯を食べて「ちょーっと硬いのう」といいながらも食べてくれたという話をご親族にしてくださったそうです。

ご主人のやさしさを伝えたかったのでしょう。

いつも一緒にいたという夫婦。しかしお母さんが52歳の時に最愛の夫は先に旅立ちました。

 

でも料理上手はご親族の皆様がおっしゃっていたこと。

ちょっと遊びに行くと「ご飯食べていかんね」といわれたそうです。

ご親族の女性たちは料理がおいしかったと語ります。

 

親戚の結婚式ではセンスのいい服で出席していたとのこと。

「髪もきれいに整えて本当に美人でした」

女性たちが言葉豊かに語る中で、素敵なお母さんだったことがわかりました。

 

お母さんはお寺のお世話もなさっていたそうで、

なかでも「正信偈」は導師様が「(故人様の名前)節」とおっしゃるほど

熱心にお勤めをされていたそうです。

導師様のご法話は、近い存在だったお母さんの人柄をしのぶものでした。

「よくお寺に尽くしてくれました」

こうして語られているお母さん。きっと誇らしいでしょうね。

 

そして、喪主であるご長男のご挨拶がありました。

 

「施設に入って時々母の顔を見に行っていた。

ちょうど七夕の短冊が飾られたので、見てみると…

ほかの人は「長生きしたい」など書いている中で、

母の短冊には「甘いものをたくさん食べたい」と書いてあった。

それを見て私は涙が止まらなかった。

帝王切開でうまれ、育ててくれたのに

ケンカもしたし、やかましいことも言った。

でも最期は苦しむことなく眠ったままで息を引き取ったので安心した。」

涙があふれ、声にならない思いを伝えました。

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ご長男は後悔があったのでしょうか?

何をしてあげられたのか?何をすればよかったのか?を

問いかけていたのでしょうか?

ご長男を安心させるよう静かに旅立ったお母さん。

後悔はしなくてもいいと思います。

その心は伝わっているから。

お母さんは満足しているのでしょう。

眠るように穏やかにご主人のもとに行き、今はまた仲良くご飯を食べているかもしれません。

いや、きっと甘いものを食べているでしょう。

ずっと食べたかったけど食べられなかったものだから。

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お柩のなかには、ちゃんとお菓子が入っていました。

そして懐かしい白黒写真。

「これだけは持って行ってね」

ご長男が言葉にできない大きな思いが、思い出の小さな写真に込められているように感じました。

 

男性って、真正面からこの寂しさを受け止める。

でも、取り乱すのは見られたくないからシールドを貼って平然と、いや、ちょっと笑いに変えて人に接する。

本当は女性以上に思いが深く、ちゃんと現実を受け止めようとするので寡黙になっちゃうんですよね。(水野説)

 

だからこの仕事、やっぱ女性のほうが向いてるかも?

言葉で表現ができる器用さがあるし、もう一つの回路で「甘いものはやっぱりおいしい」と感じているからたくましいのです。

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はい、わたくしも森の庵スタッフも甘いもの大好きです。女性ですから。

このおかあさんと同じ。

いつか、空の上でこのおかあさんと会えたら お饅頭とお茶でこの日の事をいっぱい話しましょう。

まだまだ先だと思いますが…

 

 

森の庵 司会水野🎤

 

 

 

 

 

 

 

 

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