
穏やかな性格だったというおばあちゃん。静かに送って差し上げたいとの希望でしたのでお通夜後におばあちゃんを囲んでゆっくりとした時間を過ごして頂いておりました。思い出話の中でお孫様の声が聞こえてきました。「そういえば、大学芋が好きだったよね」その言葉をきっかけに家族がおばあちゃんと大学芋の思い出を語っておりました。最後のお別れにぜひご用意して差し上げたいと思った担当者でしたが夜も遅く、次の日の御出棺も早いことから間に合いそうにありません。それならばと自宅へ帰り手作りの大学芋を作って最後のお別れに一つ一つラッピングしてお渡しいたしました。「お花もいいけど、やっぱりおばあちゃんといえば大学芋だね」「お葬儀らしくないけどおばあちゃんらしいよね」と静かに偲ばれるご家族のお姿が印象的でした。