生前中は、手先が器用だった奥様はご主人様、娘様お二人のセーターを編んだり、入院中でも季節を現わした折り紙を一つ一つ丁寧に折って
たくさんの作品を残しておられました。
お母様の遺伝がある、娘様はやはり手先が器用でお母様に折り紙でたくさんのバラや鶴などを折っていらっしゃいました。
娘様と一緒にお孫様も可愛い小さな鶴を折っていました。
また、ご主人様に奥様が好きだったものをお聞きすると、フォーリーブスというアイドル(今でいうジャニーズ?)が好きだったようで
「今はレコードしかないよ。」と聞いていたのですが、どうしても奥様にフォーリーブスの曲を聴かせてあげたいと思った私は、フォーリーブスの曲を探して
サプライズで会館で流させていただきました。ご主人様もびっくりされており、とても喜んでくださいました。
最後に曲を流しながら 想い出の曲と共にお品物と生花をお棺に手向け、折り紙で折ったバラや鶴をご家族皆様でお顔周りに可愛らしく
添えていただきました。
カルピスも入院中に飲んでいたと聞いていたので最後にご家族皆様で菊の葉にすくって、飲ませていただきました。
お棺の蓋をお閉じする前に、ご主人様が奥様に・・・「ありがとう」と一言。
その言葉を聞いて、奥様は、ご家族皆様に愛されていた方であったと感じることができました。
本当にあたたかいお別れ会でした。