歩みを短歌で表現した愛情いっぱいの奥様

こんにちは。森の庵 司会の水野です。

新しい年を迎えてもう何日たった??毎年早い早いって言っているけど、私が宗像市の家族葬ホール「森の庵」で司会をするようになって来月でもう1年❓💦

歳をとるとともに1年が早く感じるといいますが、本当にそうだな~と思います。あまり努力や成長をしてないからそう思うのか??❓

ジャネーの法則では年齢が分母になると考え、例えば50歳の人にとっての10年は5歳の子の1年で、5歳の子の1日は50歳の人の10日にあたる…と考えられています。  

でも、本当にそうなのかな?

闘病生活をしている人は一日一日が長く苦しいだろうし、余命宣告をされた人やその家族はその人が若い人であっても一日一日が早く過ぎて辛いだろうな。

そのつらい日々を過ごしてきた人の肩をほぐすような気持で司会をしないと!と思っています。

 

先日は夫婦仲が良くとっても愛情深い奥様の家族葬を宗教者無しの自由葬として執り行いました。

奥様はキリスト教を心の支えにしていて讃美歌や聖書がお好きでした。📕

だからご家族は宗教者なしでありながらもキリスト教を含んだ葬儀を希望されました。そして奥様は短歌の本📖を出版している歌人であり、野山の可憐な花を愛し、歴史の深さに心熱くし、天に伸びる山の雄大さに感動し、家では静かにお茶🍵を飲む時間を大切にしていました。

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前日の打ち合わせのあと、最後のスイス旅行の写真と頂いた短歌の本を熟読💦し、お人柄と豊かな言葉たちに感動!この写真とこの短歌でムービーが作れないかと考えました。

葬儀式当日、奥様を慕う家族親族、お友達が集まりました。

祈りをささげた後、列席者全員で「旅人の木」を作りました。旅人の木は奥様とご長男が植物園で見た思い出の木。

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形こそ違いますが描かれた木🌳皆様で花🌼を咲かせ完成させました。

ご友人による弔吟は言葉をよく知るあなたへ語りかけるような高吟でした。〽

最愛の御主人からハーモニカの演奏。🎵

葬儀の場合は「献奏」という言葉を使いますが、ご主人のハーモニカは奥様へささげるためでもあり、自身が思い出の曲として大事にしたい、さらには皆様に一緒に歌ってほしいという思いがあったので「演奏」と伝えました。

大好きだった讃美歌を演奏し皆様で歌った後、予定にはない曲が演奏されました

「ふるさと」です。奥様が大好きな曲をハーモニカと皆様の歌声♬で届けられました。きっと一緒に歌っていたのだと思います。

家族を大切にしていた奥様。一緒にスイス旅行👜を楽しんだお孫さんからお手紙を読んでいただきました。大学生のお孫さんは入学式におばあちゃんが来てくれたことを伝えてくださいました。奥様はその日の情景も短歌に詠まれていました。

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もうひとり、中学生のお孫さんはおばあちゃんにお茶🍵を淹れて献花台に置いてくださいました。

葬儀は緊張感の中で時間をただ過ごすものではないのです。優しい奥様の面影をたどりこうして語り合ったことを忘れないで🌸という意味で全員でお茶を飲みながら思い出に浸る時間を作りました。

白い花❀が用意されていました。一輪一輪は皆様の思い。おひとりずつ献花をしていただきました。

そして私がいちばん伝えたかった思いはムービー🎦になって上映。

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エンディングに使った写真は ご主人との写真でした。

本当に仲が良く、病院に行く日も旅行に行くようだと詠った奥様。きっとご主人と結婚してよかったと思っているはず。

「朝なさな 早起きをして通院す 旅のごとしと 夫と笑へり」

ご主人の心もしっかり伝わっていて、前日からあふれる涙と遅い時間までのハーモニカの練習に奥様への大きな愛🌸を感じました。

ご長男の挨拶はこれまでの日々のこと、献花台にあるマッターホルンの写真はお母様が写したものだとお話ししてくださいました。皆様そのお話を頷きながら聞いていました。

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御家族御親族そして親しい方だけで全員の温かい気持ちが作り上げた葬儀式は、私たちも特別な時間だったように思います。

その時によって時間は通り過ぎるスピード🕐が違い過ぎ去ってしまえば悔やむことが多いのですが、大切な人と共にする時間⌛は一瞬一瞬を大切に心に留めておきたいですね。

 

司会 水野🎤